見積について

見積もりに必要な資料を教えて下さい。空調室外機型番が分かれば見積もり依頼は可能ですか。

空調機型式だけでは見積もりはできません。全体のイメージがわかる図面(設計図)が必要です。つまり、空調室外機型番や写真、室外機周囲の障害物の有無、100Vコンセント・水源など、情報は多い方が現場を把握しやすく、見積精度は上がります。設置が決定すると、材料を実機に合わせて加工・施工するため、正式な図面の採寸が必要です。

施工について

現在のエアポレーター本体の納期はどのくらいですか?

時期にもよりますが、施工図作成のための現場調査から出荷まで、約2週間ほど必要です。

設置条件は壁などの障害物からの距離以外に何かありますか?

壁からの離隔距離40cm以上、室外機の吸気面同士が向かい合って設置されている場合80cm以上必要です。

寒冷地に見受けられる防雪フードがあってもエアポレーター取り付けは問題ないですか?

設備の写真などをお送りください。

塩害エリアでの導入実績はありますか?影響はないですか?

塩害エリアでも多数導入実績があり、これまでトラブル等はありません。 水フィルターと同じなので、フィンがむき出しの状態よりフィンの保護になっているのではと考えています。

設置には室外機へ穴あけ加工が標準であるが、室外機の穴あけなしで取り付けができる治具などのオプションはないですか?

過去には置き型も実施したことはありますが、風で倒れたこともあるため基本的には室外機への取り付けで問題ないため、穴あけ加工前提としています。

出入りの業者がエアポレーターを初めて施工する場合、取付け工事のフォロー体制について教えてください。

初回の施工にあたっては弊社にて立ち合い、指導を行なっています。 現場の採寸と作図がしっかり行われていれば、現場での施工もそれほどむずかしくありません。

販売設置に向けてNG案件はありますか?

現在、弊社の現場施工能力が不足していること、及び協力業者を増やすため、弊社単独での取り付けができません。(施工指導は行います) 施工中の事故などで空調機が止まったことにより、人命や莫大な損害額を被ることを避けるため、①病院・介護施設・②データセンター・③パチンコ店への導入はNGにしています。

フィルターについて

エアポレーターのフィルターの取替時期について教えてください。

日陰効果も兼ねているエアポレーター本体は、屋外の紫外線が当たり劣化します。およそ、5年に1度の交換が必要です。フィルター交換の費用は、見積りのフィルター金額の約2倍が目安です。また、定期的に清掃を含めるメンテナンスが必要です。

フィルターは、カビの発生はありますか?発生しても機能上は問題ないですか?スケール付着による効果低減はどれくらいですか?

前提条件としてスケール(汚れ)の付き具合が設置場所の環境により大きく異なります。フィルターは循環水が蒸発できるだけ蒸発する自然制御です。このため、通過した空気の温度低下・湿度上昇に変化は見られません。フィルターの汚れの付着は避けられませんが、閉塞の経験はありません。定性的ですが、課題となるほど省エネ効果が低下したことはありません。なお、年3~4回のメンテナンス清掃(水流し程度)で藻や汚れは取り除きます。

水について

水の蒸発量はどのくらいですか?

1シーズン(約半年間)でおおよそ1㎡空調室外機で約11㌧、冷凍・冷蔵室外機で約18㌧消費します。

循環させる水の条件はありますか?(水の成分など?井水の利用可否)

基本的に水道水から取水です。それ以外でも特段問題はないですが、水分は気化され不純物がどんどん蓄積され、定期的な清掃が必要となる可能性があります。地下水・井水・工業用水などでも使用可能ですが、環境や水質による藻の付着や虫の発生を抑えるため、塩素タブレットを入れるなどのオプションがあります。

水を循環させるポンプは何V何kW?水配管が長くなるとポンプ容量は変わりますか?

ポンプは100Vの水中ポンプで、定格消費電力は71Wもしくは65Wです。配管の長さや揚程によって、ポンプの数を増やせたり、タンク架台などで揚程を調整して、配管内に適正水量が満たされる仕組みを作っています。

価格について

価格を含めて安全な投資ですか?

エアポレーターシステムと水道料金とメンテナンス料金のトータル金額が最大3年~4年で償却出来る金額をめざしています。
償却後からは利益が生まれるので、安全な自己投資です。
世界が取り組んでいるSDGsとは「持続可能な開発目標」のことです。エアポレーターシステムとは、利益が出るからこそ続けやすい、「持続可能な省エネ活動」であり、企業のSDGsの一環です。

メンテナンスの費用の目安はどれくらいですか?

毎年運転に必要は通常メンテナンスの費用は、見積りに記載した初年度メンテナンスの金額が目安です。

室外機について

室外機が常に湿度100%環境にさらされることで、熱交換器が錆びやすい等問題はないですか?

散水式のように水を直接かけるものではなく、飛沫がほとんどのため現在のところフィンをいためたり、錆の被害はありません。

導入することで給気量に問題はないですか?

給気の抵抗にはなりますが、吸気口から5cm隙間があることで、ほとんど抵抗がなくなります。

その他

吸い込み温度は何℃になりますか?

真夏日は外気温のー10℃以上下がります。また、循環している水温は21℃前後です。

GHP空調機でもエアポレーターは適用可能ですか?

室外機の吸気温度を下げることで、冷やす能力が上がりますが、主にガスを消費しているため、電力デマンドの削減には影響しません。 しかし、効果検証のため現在GHPメーカーと実証実験を行っています。

コンプレッサーに使用したいのですが効果はありますか?

現段階では空調・冷凍・冷凍のEHP室外機向けに販売しております。 実験扱いで良ければ販売はしますが、コンプレッサー向け製品として確立してないので積極的には販売していません。

チラーユニットでもエアポレーターは適用可能ですか?

現在のフィルターの適正風速は、2m/秒に設計して作っています。 そのため、風速が速くなるとフィルターの形状を変える必要があり、現時点では対応していません。

お試しで1部テスト導入や事前効果検証をすることは可能ですか?

現時点では、小規模おためしでの導入は実施していません。

今年が猛暑なのか冷夏なのか、設置場所の風通しや直射日光の受け具合はどうか、メーカーの能力や経年劣化はどうか、運転時間はどうか、などの外的要因が多すぎる問題と、お客様の良否の判断基準に幅があるためです。そのため、今までの実績や御見学していただくことで、御判断していただいています。

室外機に直接取り付けることで、メーカーの保守契約は外れてしまいますか?

弊社製品は、製造物責任(PL)法に基づく製造者責任保険に加入済みであり、万が一の不具合にも備えております。
また、メーカーの保守契約内容は機種や契約形態によって異なるため、一律に「外れる」とは言い切れません。ご心配な場合は、事前にメーカーまたは保守契約先にご確認いただくことをおすすめいたします。
なお、弊社では設置後1年間は、製品に不具合がないかを確認するための定期的なメンテナンスを実施しております。さらに、万が一不具合が生じた場合でも、速やかに取り外しが可能な設計・契約内容となっておりますので、安心してご利用いただけます。

処分方法について教えてください。

エアポレーター本体の端材は、元が紙素材のため、古紙として再資源化されます。また、枠とレールについてもアルミと鉄製なので、リサイクルとして処分しています。

エアポレーター詳細(Youtube)